ミスター・ハンドボールの宮崎大輔(38=日体大)が13日、東京オリンピック(五輪)出場への意欲を改めて口にした。

日本リーグ功労賞の表彰式のために開幕戦が行われた埼玉・和光市総合体育館を訪れた宮崎は、今春まで所属した大崎電気と湧永製薬の試合を見ながら「代表に戻る準備はできている。あとは、いつ(シグルドソン監督が)呼んでくれるか」と真剣な表情で話した。

大崎電気とのプロ契約を解除して日体大に復学したのは「東京五輪に出場するため」。自身の進化のために環境を変え、1から肉体改造するためだった。学生たちとの厳しい練習で「今の体重は73キロぐらい。5キロは減った。体の動きもよくなった」と話した。

もちろん、減量だけが目的ではなく、筋トレも継続中。「筋肉は落とさずに体重だけを落とした」。今年1月の世界選手権以来代表からは遠ざかるが、その間に「より強く、速い体になった」と胸を張り「(日体大の)夏合宿で、さらに鍛える」と言い切った。

古巣大崎には今季から加入した日本代表主将の土井杏利(29)ら日体大の後輩が多く活躍するが「今は先輩と呼ばないといけない」と笑った。「大変ですよ。来週はテスト。勉強もしないといけないし」と言いながらも「目指すは東京五輪ですから」と、最大の目標が少しもぶれていないことを強調していた。