ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が地元優勝を飾った。通算80勝目、英国GP史上最多となる6勝目を挙げた。

スタートからレースをリードしたのはポールポジションのバルテリ・ボッタスだった。しかしボッタスがピットインをした後にコースオフしたマシン回収のためセーフティーカー導入。ここでピットインを済ませタイムロスを最小限に抑えることができたハミルトンが逆転し、ここからは後続を寄せ付けず首位を守りきった。

「なんて日だろう。シルバーストンに来てくれたみんな、チームのみんながいなければこんな優勝は果たせなかった。本当に誇りに思っているし感謝しているよ」

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンがシャルル・ルクレール(フェラーリ)をピットストップで逆転したが、わずかにラインを乱した際に再逆転された。セーフティーカー出動によってルクレールはピットストップが遅れて後退したものの、セバスチャン・フェッテル(フェラーリ)にポジションを奪われ、フェッテルを抜いた直後に追突されて後退。悔しい5位に終わった。

ピエール・ガスリーは4位でフィニッシュし昨年のバーレーンGP以来となる自己最高位を手にした。(米家峰起通信員)