世界最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)の予選シリーズ(QS1500)で、インドネシア国籍のリオ・ワイダ(和井田理央、19)が2位に入った。

バリ島を本拠とするワイダは、日本の小さい波に苦しみながらも決勝に進出。鈴木仁(18)に優勝を譲って「調子が良かったから優勝したかった」と言いながらも「2位はうれしい」と笑顔をみせた。

日本人の母とインドネシア人の父の間に、埼玉県で生まれた。5歳の時に移住したバリ島でサーフィンを始め、インドネシアを代表するプロとして活躍している。今季は地元で行われたCT第3戦「コロナ・バリ・プロテクテッド」にもワイルドカードで出場した。

もちろん「東京五輪には出場したい」と言い切る。「親せきや知り合いもたくさんいるし、見てもらいたい」とも話した。9月に宮崎で行われるワールドゲームス(世界選手権)が目標。「ここ(鵠沼海岸)の波は小さくて難しかった」と言うが、宮崎なら日本でも屈指の波がある。「アジア最上位になりたい」と、五輪代表内定を目指して話していた。