日本(大本、青木智、佐藤、白井)が、日本新記録の3分36秒17で五輪出場枠を獲得した。

予選2組で登場して、大本が100メートル自由形の自己ベストに0秒05差に迫る54秒21の泳ぎ。3番手で青木智につないだ。その後もメンバーは力泳して、従来の日本記録3分36秒52(池江、酒井、青木智、五十嵐)を更新。上位12カ国に付与される東京五輪の出場権を手にした。

大本は「予選から日本新記録を出して、決勝にいきたい、と話していました。本当は53秒台を出したかったけど、決勝で頑張りたい」と話した。

白血病で闘病中の池江にささげる日本新となった。青木智は「多分、去年、一昨年は池江選手に頼りがちでしたが、その存在がいない中で個々が力をつけることが大事だった。不在の中で日本記録が出せて、これで池江さんの励みになればいいと思います。来年につながる」と笑顔を見せた。

日本は予選全体の5番目で午後の決勝に進出した。