20年東京オリンピック(五輪)の開幕まで1年となった24日、大会本番を想定し、都心部の混雑緩和を実験する交通規制が行われている。

選手や関係者の輸送ルートとして計画している首都高速道路では渋滞が発生する前に、入り口を封鎖する対策を実施。日本道路交通情報センターのホームページによると午前10時現在で、38カ所の入り口が閉鎖されている。

その内、同日午前0時から24時間、終日封鎖されるのは晴海と外苑上下、新都心上りの4カ所。11カ所の料金所で終日レーン数を制限する規制も実施中。一般道では環状7号線の交差点約120カ所で、午前5時~正午まで都心に向かう青信号を短くする。

今回の試行で首都高の交通量を最大30%減を目指す。26日、8月23日にも同様の交通規制試行を実施予定。組織委や東京都の輸送担当者によると、これほど大規模な交通規制は史上最大だという。