1年後の7月24日に新国立競技場で行われる東京オリンピック(五輪)の開会式で点火される聖火台のデザインは、「太陽」をコンセプトに、球体とする方向で大会組織委員会などが検討を進めていることが24日、分かった。次世代エネルギーの活用を世界にPRする狙いで、燃料に水素を使う案も出ている。

関係者によると、現段階の計画では、球体が回転しながら開き、点火された内部の聖火が現れるイメージだという。プロパンガスに代わって水素で燃やす炎を、五輪マークの青、黄、黒、緑、赤に着色する技術も検討が進んでいる。水素は燃焼時に水しか出ず、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素が発生しない。

2016年リオデジャネイロ五輪の聖火台は、化石燃料の使用や温室効果ガスの排出による地球温暖化を抑制しようというメッセージを込めて、あえて小さな炎しか出ないように設計。後方に、回転する金属製の「らせん」を配置してエネルギーの源である太陽や生命を表現した。昨年の平昌冬季五輪は月のような丸い白磁のつぼをイメージしたデザインの聖火台だった。

東京五輪の聖火は来年3月12日にギリシャで採火し、同26日から福島県で聖火リレーをスタートして47都道府県を巡る。競技期間中は、臨海部のお台場エリアと有明エリアに架かる遊歩道の橋「夢の大橋」付近に設けられる、もう1つの聖火台にも火がともされるが、デザインは不明だ。