新体操日本代表のフェアリージャパンPOLAが24日、東京オリンピック(五輪)前哨戦となる世界選手権(9月・バクー)へ都内で練習を公開し、ボールとフープ・クラブの計2種目の演技を披露した。

世界選手権と同じ会場で行われた4月のワールドカップ(W杯)バクー大会の団体総合では、五輪5連覇のロシアなどを破って優勝したが、その後に各国のDスコア(演技価値点)の底上げを予想し、大幅な難度アップに挑戦している。

複数人での投げ技の連続で、スタミナとメンタル面で過酷さを強いられる構成。この日はミスが目立ち、山崎浩子強化本部長は「技が続くので、1つミスするとリズムが悪くなり、一気に崩れる。世界選手権までに実施力を高めたい。表彰台はかなり難しいと思うが、頑張りたい」と見通した。

日本は既に開催国枠で東京五輪出場が決まっているが、世界選手権で5位以内(昨年大会の上位3カ国を除く)なら、自力で出場枠を獲得できる。