水沼尚輝(22=新潟医療福祉大職員)が、0秒01差で準決勝敗退となった。本命種目の準決勝1組7レーンを泳いで51秒71でフィニッシュ。決勝に進出する全体の8位が51秒70、7位が51秒69とわずかな差で全体9位となって敗退した。

水沼は「世界の舞台はこういうところで差がつく。スタートはもともと得意じゃないので、少し遅れてしまうということは弱点だと思う」と話した。それでも「世界の9番だととらえていて。0秒01の悔しさを練習で生かしたい」と前向きに話した。

午前の予選は8組6レーンを泳いで52秒23で全体の12位で通過。「準決勝には51秒台でいけると思ったので、タイムを見た時は『うわー、やっちゃった』と思ったんですが。予選落ちかなと思ったが、残ったのでチャンスを無駄にしないように、準決勝で自己ベスト(51秒43)を狙っていきたい」と気合を入れていた。

水沼は世界選手権初出場で、サイズ30センチの大きな足で水を蹴って進む。今大会は50メートルバタフライ予選、混合400メートルメドレー予選を泳いで本命種目を迎えていた。28日には男子400メートルメドレーリレーに出場する。