16年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(24=ブリヂストン)が、男子200メートル自由形予選3組5レーンに登場した。5カ月半ぶりの復帰大会での2種目目は1分50秒43と全体19位で予選落ちした。

自己ベスト1分45秒23の萩野は、今大会で日本代表候補入りの基準タイム1分47秒39の突破を目指している。

3日にはリオ五輪銀メダルの200メートル個人メドレーに出場。2月16日のコナミオープン以来168日ぶりのレースで予選は2分1秒52で全体の6位、決勝は2分0秒03で3位だった。「会場にきて、いろんな選手に『お帰り』と言ってもらい、素直にうれしい」と笑顔を見せていた。

萩野は、モチベーションの低下などから約3カ月のブランクをつくった。その間にドイツ、ギリシャを旅行して、自分を見つめなおした。6月に本格的に練習を再開してわずか2カ月。東洋大の学生たちの練習にフル合流したのは2週間前だった。「学生たちとヒーヒーハーハーと言いながらやっている。足りないものは全部。それを出せるように。ワクワクしている」と高揚感を口にしていた。

萩野が東京五輪に出場するためには、来年4月の代表選考会を兼ねた日本選手権で結果を出すことが必要になる。200メートル自由形は「カツオ」こと松元克央(22=セントラルスポーツ)が世界選手権で日本勢初の銀メダルを獲得も金メダルではなかったために、五輪内定はせず。五輪代表枠は「2」となっている。