Bリーグは8日、選手に飛び蹴りや暴言を吐くなどのパワハラ行為があったとして、B2香川ファイブアローズの衛藤晃平監督(36)に1年間の職務停止処分を科したと発表した。

また、クラブに制裁金100万円、クラブの社長と取締役にも譴責(けんせき)処分と制裁金を科した。

Bリーグによると衛藤監督は17年12月に行われた試合後のロッカールームで、選手に飛び蹴りを食らわし、胸ぐらをつかんで暴言を吐いた。また、同年11月ごろ選手の首をつかんで体育館の壁まで押しやり、暴言を吐いたという。当該選手は暴行や暴言などで精神的に追い込まれ、体調を崩した。

18年1月ごろ、匿名の情報提供があり、クラブが事実確認を行ったが、具体的な事実関係を把握することなく、一般的な注意にとどまった。今年3月に日本バスケットボール協会内に設置している「インテグリティ委員会」に通報があったため、Bリーグが関係者に調査をした結果、暴力行為などが発覚した。クラブによると衛藤監督はすでに辞任を申し出ているという。