東京五輪金メダル候補のフローラ・ダフィー(31=バミューダ諸島)が、1年ぶりのレースで復活優勝を果たした。足の負傷で昨年7月を最後に競技を離れていた16、17年世界女王は、スイムからトップ集団をキープ。3番目でゴールしたが、上位2人が失格となったため繰り上げ優勝。「前哨戦」を制して「来年はバミューダのために金メダルがとりたい。復帰レースで来年へのいいステップが踏めた」と喜んだ。

日本勢はスイムで出遅れて上位に入れず。最高は高橋侑子(27=富士通)の23位で、井出樹里(36=スポーツクラブNAS)が25位。佐藤優香(27=トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ)は途中棄権した。

大会は東京五輪のテストイベントとして開催。国際トライアスロン連合(ITU)は水温、気温、暑さ指数(WBGT)などを総合的に判断し、熱中症対策のためにランを10キロから5キロに短縮することを決めた。