東京オリンピック(五輪)ゴルフ競技のテストイベントとなる日本ジュニア選手権を視察中の国際ゴルフ連盟(IGF)ピーター・ドーソン会長(72)は、日本独特の暑さが許容範囲にあると口にした。

15日、五輪会場となる埼玉・霞ケ関CCで報道陣の取材に応じ、暑さ対策について言及。英スコットランド在住の同会長は「この暑さは日ごろ、自分が住んでいるところとはかなり違う。しかしゴルフのトーナメントは世界の国や地域で同じような気象状況で行われている。マレーシア、米メンフィスなど、かなり気温が高いところで開催されている」とギャップを感じていないと強調した。

また「暑いことは間違いない。組織委員会の方々とギャラリーの方々のためにできることはきちんとやっていこうと話し合いしている」とも付け加えた。

すでに東京五輪組織委員会にはIGFとしての仕様を細かく提案しているといい、アントニー・スキャンドン・エグゼクティブ・ディレクター(54)は「私は五輪に関して10~11回ほどの(運営に向けた)経験がある。組織委員会と向き合う経験もしてきている」と自信の笑み。今回のテストイベントに関しても組織委に特別な注文を付けていないという。

ドーソン会長は「順調に準備は進んでいる。間違いなく来年の五輪は素晴らしいものになると思います」と太鼓判を押していた。