初の五輪出場を狙う古谷純平(28=三井住友海上)が、日本勢最高の35位に入った。相次ぐケガで今季前半を棒に振った古谷は最初のスイムをトップ集団で終えると、バイクでも第1集団をキープ。ランで大きく遅れたものの、思い描いたプラン通りのレースに「100点満点」と笑顔をみせた。

スイムで健闘した北條巧(23=博慈会・NTT東日本・NTT西日本)はバイクで遅れて42位。ニナー・ケンジ(26=NTT東日本・NTT西日本)、石塚祥吾(29=日本食研)は途中棄権、小田倉真(26=三井住友海上)はバイクの周回遅れで競技打ち切りとなった。

優勝はカナダのティラー・ミスローチャック(24=カナダ)が果たした。カスペル・ストールネス(22)が2位、グスタフ・イデン(24)が4位とノルウェー勢が健闘。大会2週間前に来日し、あらゆる暑熱対策をしながら山梨・甲府市で日本代表男子チームと合同練習した成果をみせた。