【バーゼル(スイス)18日=松熊洋介】ハイジに負けない主役になる-。バドミントンの世界選手権は19日にスイスのバーゼルで開幕する。大会会場で記者会見が行われ、女子シングルスで2年ぶりの優勝を狙う奥原希望(24=太陽ホールディングス)らが意気込みを語った。スイスに来たのは初めてという奥原は「(アルプスの少女)ハイジの村のイメージ。散歩してみてヨーロッパらしい自然豊かで、空気もきれいで過ごしやすい」と環境の良さに満足の表情。同国第3の都市バーゼルだが、都会でも自然を感じたようだ。17日には会場で練習を行い「エアコンが効いてないので、風の影響が少なくていい」。こちらもいい感触であることを明かした。

東京オリンピック(五輪)に向けて重要な大会となるが、特別視はせず、普段の大会の1つと考える。「五輪に次いで1年に1回の大きなイベントだが、1戦1戦いつものように戦えたら」。髪色も金に近く変えた。「美容師の友達のオススメの色」と、気分新たに大会に挑む。連覇を狙う男子シングルスの桃田賢斗(24=NTT東日本)も会見で「去年と違うのは第1シードであること。ライバルは特に考えてない。自分のプレーをすれば相手は関係ない」と自信を示した。