【バーゼル(スイス)19日=松熊洋介】混合ダブルスの権藤公平(27=トナミ運輸)、栗原文音(29=日本ユニシス)組が台湾のペアに18-21、11-21のストレートで敗れ、2回戦進出はならなかった。初日の日本チームで最後に登場したが、唯一負けてしまい「バードジャパン」全勝とはいかなかった。

第1ゲーム12-19と大きく離されてから5連続得点を2回で18-20まで追い上げたが、栗原のサーブミスで落とした。第2ゲームに入っても要所で栗原のミスが響き、リズムに乗ることができなかった。試合後栗原は「練習ではうまくいっていたが、コートに入ると何が何だか分からなくなった。悔しい」と涙を浮かべながら話した。それでもいいゲームができていたという権藤は「ドロップや速いスマッシュなど練習の成果を少しは出すことができたと思う」と前を向いた。