男子100キロ級で17年世界王者ウルフ・アロンは銅メダルに終わり「これが今の力なのかなと思いました」と言った。4回戦で昨年優勝の趙グハン(韓国)と対戦。延長1分16秒に一本背負いで技ありを奪われ惜敗し「不意を突かれた」と、悔しそうに振り返った。

初戦から動きが悪く「その後も、うまく動けなかった」。減量は順調だったものの、栄養面などコンディショニングに失敗。「自分の甘さが出た」と話し「課題が見つかったので、来年に向けて修正していければいい」と強気に言った。

4カ月前、同じ日本武道館で行われた平成最後の全日本選手権を制し「世界選手権も東京五輪も、ここで勝つ」と誓った。目標は全日本、世界選手権、五輪の「柔道三冠」。山下泰裕、井上康生ら男子は過去7人しかいない偉業達成に向けて「しっかり、上げていきたい」と話した。