2季目の女子開幕戦が行われ、昨年2位の神奈川が3-2で初代女王の日本生命を破った。

神奈川は4戦目にエース石川佳純が登場し、2-2に追いついた。続く1ゲーム制の延長戦にも連戦で石川が登場。相手の早田ひなを11-9で退け、石川の連勝で開幕戦をものにした。

石川はワールドツアーから3日前に帰国したばかりで、疲れも残っている。「正直今日は厳しいと思っていたけど、良いスタートが切れた。今年は昨年のリベンジをしてチャンピオンになりたい」と意気込んだ。

1ゲームで試合が決する延長戦について「7ゲームで組み立てる普段の試合とは全然違う。いきなり全力疾走しないといけない」と話す一方で、「中国選手と戦う際も、最初から全力疾走でやらないと勝てない。そういう意味では良い経験」と語った。

東京オリンピック(五輪)出場を視野に入れる日本代表3選手のうち、Tリーグ開幕戦に出場したのは石川のみ。日本生命の平野美宇はチェコオープン帰国後の疲れなどからコンディションが整わず、30、31日の連戦を欠場。伊藤美誠(スターツ)はTリーグに参戦していない。石川は「日本でやる試合を楽しみにしてくれている方もいる。期待を裏切りたくないと思った」と出場を決めた。