空手のプレミアリーグ東京大会(6~8日、日本武道館)の女子組手68キロ超級に出場する植草歩(27=JAL)が4日、東京都内で会見した。

20年東京オリンピック(五輪)の会場でもある日本武道館で行われる今大会。植草は「8月8日の自分の試合日をイメージして臨みたい」と、自身の階級が実施される来年の日付を口にして気持ちを高めた。今年7月のアジア選手権大会ではまさかの初戦敗退。敗因を見つめ直してこの大会に焦点を合わせてきた。

全日本空手道連盟からは、これまでにない演出が発表された。大会最終日には相撲の土俵のようにコートがせり上がり、その周囲にはLED照明が点灯。青と赤のランプを使うことで、ポイントを得た選手がどちらか一目瞭然となる。植草は「海外でもライトを使った演出は見たことがない」と話し、「緊張感とわくわくした気持ちの両方あるが、楽しみにしたい」。

1万1500席用意された会場は、アリーナ席と指定席は全3日間分がすでに完売。400枚用意される当日券も売り切れ間違いなしだ。新規ファンも含めた多くの観客の視線を集めての試合となる中で、「これまで空手を見たことのない人にもアピールしたい」と植草。昨年は決勝で敗れた悔しさを、大観衆の中で晴らす。