【上海(中国)=松熊洋介】チェコ、トルコに連敗した日本(世界ランキング48位)は、5日の米国(同1位)戦を前に練習を行った。

2試合約40分のプレーでわずか6得点と消化不良の馬場雄大(23=A東京)は「自分のバスケ人生の中で一番強い相手。ワクワクしている。自分のやれることをすべて出すつもりで、ミスを怖がらずにやりたい」と、目標であるNBAへ向け、チーム関係者に自分のプレーをアピールする。

以前から海外志向が強く、7月にマーベリックスから声をかけられサマーリーグで4試合に出場。「ディフェンスとオフェンスの両方でアタックできる選手は少ないと言われた」と評価され、手応えを感じた。さらにW杯でNBAを近づけるため「米国戦は多くの関係者がみていると思う。自分にとって大事な試合」と序盤から積極的に仕掛けていくつもりだ。

先発予定の試合では、ミッチェルとマッチアップ。「自分のディフェンスがどこまで通用するか。ミスしても、少しでも自分のプラスに変えたい」。チェコ戦では相手ボールを奪って素早く、ゴール前に運び、華麗にターンしてシュートを打つなど、観客を魅了するプレーも披露。持ち味を発揮し、100%のプレーが出せれば、夢への道がまた少し見えてくる。