第95回日本学生選手権水泳競技大会競泳競技(日本水泳連盟主催、日刊スポーツ新聞社後援)が9月6~8日、東京辰己国際水泳場で開催される。

5日には公式練習が行われ、各大学が最終調整した。

インカレ水泳の名で知られ、天皇杯が初めて授与された日本最古の水泳大会。男女個人13種目リレー3種目を行い、大学ごとのポイントで日本一を争う。昨年まで松元克央を擁し、男子総合4連覇を果たした明大が5連覇できるか、また、女子で日体大の20度目の優勝なるか、注目される。

“カツオ”の愛称を持つ松元はインカレで成長。7月末の光州世界選手権では五輪、世界選手権通じて男女史上初の200メートル自由形の銀メダルに輝いた。インカレでの同種目順位は15年8位、16年2位、17、18年優勝。これを昨年はアジア大会銀メダルにつなげ、今年は歴史的快挙に結びつけた。

そんな松元と明大をけん引してきたのが、今年4年生になった吉田冬優(ふゆ)。インカレで最も注目される男子800メートルリレー3連覇に、松元とともに貢献してきた。新エースとして迎えるこの大会で、吉田が明大の期待を背に大きな泳ぎを見せる。