【上海=松熊洋介】トルコ、チェコと連敗した日本(世界ランキング48位)は初勝利をかけ、大会3連覇を狙う米国(同1位)と対戦し、45-98で敗れ、1次リーグを3連敗で終えた。

大敗の中、18得点を挙げた馬場雄大のプレーが光った。第2クオーター中盤に3点シュートを決めると、その後は「パスを回してばかりで後手後手になっていた」と1人で持ち込んで連続シュートを決めるなど、チームを引っ張った。

富山・奥田中の後輩である八村も馬場のプレーを絶賛。NBAを目指し、一緒に戦ってきた先輩に「すごく活躍してほしかった。NBAのコーチも見ていたし、そういった意味ですごくいいチャンスになったと思う」と笑顔を見せた。

一丸となってぶつかっていったが、54点差を付けられた。世界との差を痛感した馬場は「遊ばれてしまった。あらためて1つ1つのプレーがすごいと感じた」と振り返ったが、一方で自分のプレーに関しては「1対1で打開する力はあると思っている。今までやってきたことが間違いではなかった。これからは経験を積んでいくだけ」と手応えを感じていた。夢の舞台へ、あと2戦しっかりアピールする。