岡本碧優(13=Proshop Bells)が初の世界女王に輝いた。昨年5位の岡本は準決勝を1位で通過。決勝でも61・17で初優勝を果たした。準決勝を3位で突破した昨年女王の四十住さくら(17)が60・00で2位。3位は58・13で日本人の母を持つ宮崎在住のスカイ・ブラウン(11=英国)だった。昨年2位の中村貴咲(19)は準決勝を7位で突破。決勝は8位に終わって日本勢の表彰台独占はならなかった。

岡本の強さは圧倒的だった。スピードと高さを武器に高度な技を連発した。これで今年6月に始まったオリンピック(五輪)ランキングポイント対象大会で3連勝。8月にはXゲームに初出場初優勝するなど国際大会負け知らずで、東京五輪金メダルに近づいた。

冬夏五輪出場を目指す男子の平野歩夢(20)は日本勢で唯一準決勝に進み、80・00で17位。8位までの決勝進出はならなかったが、急成長で東京五輪出場が見えてきた。スノーボードで五輪3大会に優勝した平野のライバル、ショーン・ホワイト(33=米国)は82・00で13位に入った。