今季初戦のオータム・クラシック(カナダ)を優勝で飾ったフィギュアスケート女子の紀平梨花(17=関大KFSC)が26日、都内の西川産業株式会社東京オフィスで「西川アスリート睡眠セミナー」に参加した。

睡眠に興味を持っていた紀平の希望で、オーダーメード枕やマットレスの測定などが行われ、競技力向上に生きる寝具の説明を受けた。

マットレスに横たわっての体圧分散測定では、腰への負荷などが見られ、「腰に負荷がかかっているなと思っていた。自分に合った寝具を教えていただき、すごく光栄です。自分の特徴などが知れて良かった」と笑顔を見せた。

枕などは数日で完成する予定。早ければ次戦のジャパン・オープン(10月5日、さいたまスーパーアリーナ)の遠征から、快眠生活を始められそうだ。挑戦に意欲を見せる4回転サルコー成功へ向けても重要な睡眠改革になる。

同社では同じくフィギュアスケーターの羽生結弦と契約を結ぶなど、多くのアスリートのサポートの実績がある。関係者は「データを取り、本人が納得する形で使用していただければ。それからですが、次のステップになる形も考えている」とし、今後契約を結ぶ可能性もあるという。