18年平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(21=トヨタ自動車)は、最終滑走で登場した。

人気振付師デービット・ウィルソン氏が手がけたフリー曲「ダンシング・オン・マイ・オウン」のスローな曲調に乗って演技を披露。4回転フリップで右手をついて、4回転トーループでは転倒。ジャンプに苦労したが、演技後半には両足を180度開いて上半身を反る「クリムキン・イーグル」で観衆を沸かせた。国際スケート連盟非公認ながら、169・09点を出して男子6人の中で、ネーサン・チェン(米国)の189・83点に次ぐ2番目のスコアだった。

公式練習後は「今シーズンはジャンプよりもプログラムの完成度を上げて、新しい僕の演技をお見せできればと思っています。今まではジャンプ優先のプログラムを僕が求めた部分があった。ジャンプがメインにならない僕のプログラム、表現をやりたいなと思う」と話していた。