【シュツットガルト(ドイツ)7日=阿部健吾】体操の世界選手権は第4日に男子予選を行い、日本代表は6種目合計258・026点で演技を終えた。

最初のあん馬では初出場の18歳、橋本大輝(市船橋高)が雄大な演技で14・833点の高得点を稼ぎ、観客の声援をあおる勢いをみせた。直前には谷川航(23)が現地入り後の練習で左足首を負傷する逆風が吹いた。この日も新エースの谷川翔(20)が跳馬で着地に失敗、鉄棒では落下、床運動でも転倒。左臀部(でんぶ)を気にするしぐさも見られ、不安を残した。Eスコアでは着地などの基本を徹底して磨いた1年の蓄積はみせており、9日の決勝では王者中国にどこまで肉薄できるかが注目となる。