NBAのウィザーズにドラフト1巡目9位指名された八村塁(21)が7日(日本時間8日)、プレシーズンマッチ初戦となる本拠地ワシントンでのニックス戦に先発し、名刺代わりの豪快なワンハンドダンクを見せつけた。

計21分10秒の出場で、3点シュート1本を含む12得点、2アシスト、4リバウンドを記録した。ウィザーズ公式サイトのインタビューでは「チームとしていいものを得られたと思う。次の試合に生かしたい」と手応えを口にした。

最大の見せ場は後半開始早々に訪れた。9点を追う第3クオーター(Q)残り10分3秒、パスを受けるとスペースに切れ込み、左手1本でダンクシュートをたたき込んだ。「チームのオフェンスの動きに合ってきていると感じている。そういう中で、もっとケミストリー(連係面)を上げていきたい」。前半劣勢だったウィザーズはこのシュートで追い上げムードを加速させ、一気に同点に追いついた。

守備でもさまざまなポジションで貢献した八村は、「そこが自分の持ち味。磨いていきたい」。控え選手中心のメンバー構成となった第3Q途中で退くまで、攻守で存在感を示した。チームは99-104で敗れた。