指導体制や強化方針を巡り、全日本テコンドー協会と東京五輪出場を目指すトップ選手が対立している問題で、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が同協会の金原昇会長から事情聴取し、早期の事態収拾を求めていたことが8日、分かった。

関係者によると、両者は4日に長野県松本市内で会談。山下会長は出身母体の全日本柔道連盟で過去に起きた日本代表監督による選手への暴力指導問題を引き合いに、混乱の長期化が競技全体に及ぼすマイナスの影響を説明し、金原会長は「選手が一番ということは十分に分かっている」などと応じたという。

JOCは作業部会を設置して調査を進めている。取り仕切り役の福井烈専務理事は8日「全体像が見えれば、しっかり対応したい」と話した。(共同)