日本オリンピック委員会(JOC)は9日、選手側の「合宿辞退」など騒動が起きた全日本テコンドー協会に対し、メールで選手強化体制の早急な刷新を要請した。

前日8日、同協会から「強化管理部」を新設すると理事会で決めたと報告があった。JOC福井烈専務理事は「環境を整える方向で結論が出たことは尊重したい。選手の要望が改善に結びつく方策を検討しもらう必要がある」と述べた。選手へ直接の聞き取りはしていない。籾井圭子常務理事は「競技団体が行うべき。団体を越えてJOCがやることではない」と述べた。