神戸大が3勝目を飾った。前節、昨年王者関学大を2点差まで追い詰めており、勢いは本物になってきた。

第1クオーター(Q)開始15秒、RB森分優人(2年)の65ヤードのTDランで先制。第2Qは、主将のWR中谷建司(4年)がパントキックを50ヤード地点でキャッチすると、一気に敵陣4ヤードまでリターン。TDとはならなかったが、最後はRB西田祐希(4年)のランで追加点を奪った。

中谷は「パントがあまり飛ばないっていうのを分かっていたので、TDを狙おうと思っていた。もう1歩早く飛び込んでおけばTDが取れた」と改善点を挙げながらも、充実した表情で話した。

リーグ戦は前節まで前年の上位相手に2勝2敗。この日、3勝目を挙げたことで、甲子園ボウル出場を決める西日本代表校決定トーナメント出場条件の3位以内に入る可能性も高まってきた。矢野川源ヘッドコーチ(36)は「3位以内に入るのは1つの目標。1つ1つ勝っていきたい」と次を見据えた。