昨季出場停止の日大が開幕4連勝で、横国大とともに首位を守った。

3連敗中の国士大を相手に、開始25秒で先制のTDランを挙げた。21-0として折り返したが、後半は攻守ともに停滞気味で守備はFGにTDを許した。攻撃も2TDを追加にとどまり、内容に不満の残る35-10での勝利となった。次戦は11月2日に1敗の東海大と対戦する。

試合開始のキックオフで96ヤードリターンし、2プレー目にRB宋が2ヤードを押し込んだ。最高の立ち上がりで守備も3連続ターンオーバーをマーク。パスとランでTDを挙げ、第2Q早々に21-0とした。ここからパントリターンでファンブルロスト、28ヤードFG失敗とミスが続いた。第3Qは得点できずにFGで失点。第4Qにようやく4本目のTDを挙げたが、ついにはランでTDを奪われた。

開幕戦では青学大に89-0と圧勝発進したが、その後は持ち前の爆発的攻撃力とはいかず。守備も3試合連続で完封を逃した。橋詰監督は「一生懸命やっている姿がもう一つだった。勝っているとどうしても緩んでくる」と振り返った。反則も8回と多く、自らリズムを崩した。「気合が入っていず、うまくいかないから反則になる。これが実力」とも話した。

同じ3連勝だった横国大は神奈川大と激戦となり、辛くも35-33で逃げ切った。日大は31-7で勝利した相手で、BIG8での実力はやはり頭一つ抜けている。今季は全勝1位でTOP8昇格、復帰が目標。TOP8の慶大が不祥事で棄権して降格が決まり、1位になれば入れ替え戦なしで自動昇格する。「1位は目標だが、どんな勝ち方で、どんなチームにしていくかが大事。1試合1試合、きっちりやっていくことを目標にしていきたい」と、チームの引き締めを強調した。