男子準決勝で第4戦クラーニ大会(スロベニア)2位の原田海(20=日新火災)は、スタート直後に足を滑らせて26人中25位に終わり、決勝進出(上位8人)を逃した。初手で落ちたのは初体験で「両手で(ホールドを)押しながら上がるところ、左手が押しきれずに中途半端になって足が滑った。仕方がないです」と、痛恨のシーンを振り返った。ウオームアップの段階から体が重く、集中もできていなかったという。

今季はリード種目でW杯第2戦で自身初の決勝に進出し、同第4戦で2位に入るなど着実にレベルアップ。8月の世界選手権(東京・八王子)では3種目複合(スピード、ボルダリング、リード)で金メダルを獲得した東京五輪代表に内定した楢崎智亜に続く、日本人2番手の4位に入って、2枠目の選考対象となる資格を獲得した。「疲れました。もう無理です。これが今シーズンのラストです」。まずはオーバーホールして、来年の五輪シーズンに備える。

 

◆スポーツクライミングの東京五輪代表選考 男女最大で各2人が出場できる。8月の世界選手権(東京)の複合で7位以内で日本最上位となた男子金メダルの楢崎智亜と女子銀メダルの野口啓代が代表に内定。男子4位の原田海と女子5位の野中生萌も五輪代表2枠目の選考対象となる資格を取得。今後は11月開幕の五輪予選(フランス)の上位6人、20年4月のアジア選手権(岩手・盛岡市)の優勝者に同資格が与えられる。有資格者のうち同5月の複合ジャパンカップ(開催地未定)の最上位になった選手が2枠目の五輪出場権を得る。