フィギュアスケート男子で20年からアイスダンス転向を表明している高橋大輔(33=関大KFSC)の所属事務所は31日、同選手が今季初戦としてエントリーしていた11月1日開幕の西日本選手権(滋賀)を欠場すると発表した。

10月30日の氷上練習中に左足首をひねり、痛みと腫れが生じたためで、左足関節捻挫および左足関節外側靱帯(じんたい)損傷。今後約1週間のスケートを禁止されている。

高橋は前年の全日本選手権で2位に入り、今年の同選手権(12月18~22日、東京)はシード選手として出場資格を得ている。所属事務所を通じて「男子シングルとして臨む最後の試合が全日本選手権のため、チームで話し合った結果、大変残念ですが大事を取って、西日本選手権欠場という選択をすることになりました。西日本選手権を楽しみにしてくださっている皆さま、ご心配とご迷惑をおかけして申し訳ありません」とコメントした。

20年からは18年平昌五輪代表の村元哉中(かな、26)と組み、アイスダンス選手としての活動をスタートさせる。集大成となる全日本選手権に向けて「日々を大切に精進し、全日本選手権ではシングルとしての集大成となる演技ができるよう、精いっぱい頑張りたいと思います」と決意を寄せた。