【ワシントン2日(日本時間3日)=奥岡幹浩】ウィザーズの八村塁(21)が、NBA公式戦で初めて苦しんだ。本拠地でのティンバーウルブズ戦に開幕から5戦連続で先発出場するも、22分29秒の出場で4得点、2リバウンドに終わった。デビューからの連続2桁得点は4試合でストップ。チームも109-131で敗れ、3連敗となった。

   ◇   ◇   ◇

開幕から安定して得点を重ねてきた八村が、初めて封じられた。自己ワーストの4得点にとどまり、NBAデビューからの連続2桁得点も4試合でストップ。チームもいいところなく敗れ、「ディフェンスもオフェンスも、自分たちはぜんぜんうまくできなかった」と肩を落とした。

第1クオーター(Q)の立ち上がり、両チームのファーストショットとなる八村の3点シュートが、惜しくもリングから外れたことが、苦しい展開を暗示していたのかもしれない。その約1分後に試みたレイアップシュートが相手にブロックされると、その後もシュートを阻まれるシーンが目立った。ティンバーウルブズが八村のことを研究してきたようにも見えたが、「(相手の守り方は)いつもとそんなに変わらなかった」と振り返った。

自身わずか4得点に終わったが、そのこと以上に何度も繰り返したのが守備面だった。直前のロケッツ戦でチームは159失点を許し、この日も守備が乱れた。八村は「まずディフェンスが回らないといけない」。まだシーズンは始まったばかり。次戦4日のピストンズ戦に向けてどこまで守りを立て直し、攻撃に結びつけられるか。