ウィザーズの八村塁(21)が本拠地でのピストンズ戦に先発し、約16分間の出場で12得点、4リバウンド、3アシストをマーク。チームは連敗を3で止め、「最初から気を引き締めてできた。ディフェンスが僕らの課題だったが、しっかり抑えられたことが勝因だと思う」と振り返った。

開幕6試合連続スタメンとなった八村は、2日のティンバーウルブズ戦でわずか4得点に終わった鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように序盤から得点を重ねた。

第1クオーター(Q)の立ち上がり、ファウルを受けながらもジャンプシュートを決め、バスケットカウントのフリースローも成功。それから1分もたたないうちに、今度は3点シュートを放り込んだ。その後も2点シュートを立て続けに成功させ、試合開始から約6分で早くも2桁得点に。「ディフェンスが回って、オフェンスでも良いプレーができたのではと思う」とうなずいた。

反則を2つ記録していることもあって、10得点目を挙げたあと、ほどなくしてベンチへ。第2Q途中から再びコートに戻ると、残り5分44秒にはスミスからのパスを空中でキャッチし、そのままダンクに持ち込むアリウープを披露。「僕がロール(フリースペースへと動くこと)したり、ポップ(ジャンプシュート)したりすることで、相手ディフェンスも分からないことが出てくる」。豪快なプレーで場内を沸かせた。

3Qでも反則を2つ取られ、残り8分台でベンチへ。第4Qでは出番はなかった八村だが、試合前半の印象的なプレーでチームを勢いづけた。