3月に引退を表明し、9月に現役復帰した女子バスケットの16年リオ五輪日本代表主将・吉田亜沙美(32=JX-ENEOS)が、17年アジア杯以来の代表復帰を果たした。

日本バスケットボール協会は、20年東京オリンピック(五輪)世界最終予選の出場国を決めるアジア予選(14日~。マレーシア・クアラルンプール)に出場する日本代表の練習を5日、都内で公開。合わせて、同代表も発表し、吉田の復帰が明らかになった。

トム・ホーバス代表監督によると、今代表は「若いメンバーで組んだ。見てみたい選手を入れた。吉田もその1人」。9月のアジア杯で日本は優勝したため、今回は余裕を持って、若手中心のメンバーを選んだという。その中に、今後のトライアウトの意味も含め、ベテランの吉田も選ばれた。

吉田にとっては、2年ぶりの日本代表だが「チャンスを与えてもらっているので、生かすも殺すも自分次第」。まだ「ゲームでの体力がない。今までミスしたことがないプレーもミスしてしまう」と、6カ月、全く運動をしていなかったブランクは大きい。しかし、20年東京五輪に向けて「ものにしたい。今までの吉田亜沙美を超えたプレーが目標」と意欲満々だった。