20年東京オリンピック(五輪)のテスト大会を兼ねた卓球のW杯団体戦最終日は10日、東京体育館で男女の決勝を行い、女子の日本は中国に0-3で敗れ、初優勝を逃した。

第1試合のダブルスで平野美宇(19=日本生命)石川佳純(26=全農)組が陳夢、劉詩ブン組にストレート負け。伊藤美誠(19=スターツ)が同世代のライバル孫穎莎に一時2-0とリードするも追い付かれ、第5ゲームも10-7と先にマッチポイントを握りながら逆転を許し、この試合を落とした。続く平野は劉詩ブンに0-3で敗れた。エース戦で流れをつかみかけたが、女王中国のミスのない卓球に、最終的にはのみ込まれた。伊藤は「日本で初めて戦った団体戦。応援に感動したが、平常心でいられるよう慣れないといけない。来年の東京五輪へ向け、そういう意味で良い大会だった」と語った。中国は9連覇。

男子は中国が韓国を3-1で下し、8連覇を決めた。