昨年5月のアメリカンフットボールの関学大-日大の定期戦で起きた日大の悪質タックル問題を受け、関学大の鳥内秀晃監督(60)がこの日、疑問を投げかけた。

傷害容疑で刑事告訴された内田正人前監督(64)と井上奨元コーチ(30)が前日15日に嫌疑不十分で不起訴処分になっていた。

この日、関学大は甲子園ボウル出場を懸けた西日本代表校決定戦に出場。西南学院大に勝利後、鳥内監督は「(不起訴処分では)『宮川君が勝手に(悪質タックルを)やってしまったん?』というふうに思われてしまう。嫌疑不十分だと、(真実が)わかれへんしか言えん」と話した。

同じく起訴猶予となった日大の宮川泰介選手(21)はこの日までに公式戦に復帰していないことから、同監督は「もっと早く(試合に)出してあげたい。宮川君はカムバックしてくれたらええ」と優しげな表情で話した。【南谷竜則】