女子は郡山女大付が聖光学院をストレートで下し、4年連続21度目の優勝を決めた。男子は部員9人の相馬が、3年連続同カードとなった福島商との対決をフルセットで制し、王座を奪還した。両チームは東京で来年1月5日に開幕する「春高バレー」に出場する。

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ストレート勝ちをけん引したのはミドルブロッカーの朝倉未来主将(3年)だ。要所要所でスパイクを決め、ブロックでも相手の壁になった。チームは聖光学院の粘り強いレシーブに苦戦も、センターからの攻撃が光り着実に加点。朝倉主将は「自分たちのバレーを貫けたし、やるべきことをすべて出し切れた。大エースがいるわけではないので、1人1人が役割を果たしてチーム力で勝ちたい」と春高を見据えた。目標の16強に向けてレシーブ力とセンター攻撃の完成度を高めていく。