フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦のNHK杯(22~23日)の開幕を翌日に控えた21日、札幌市内で公式記者会見が開かれた。2連覇を狙う女子の紀平梨花(17=関大KFSC)は「衣装総替え」で魅了する。

会見前に会場の真駒内セキスイハイムアリーナで行われた公式練習では、第2戦スケートカナダと異なるコスチュームで登場。「コスチュームはお二方に作ってもらっていて、SP、フリー2枚ずつ作ってもらっていた。(今回は)後にできたものを使いたい」と2日間ともに新衣装で挑むとした。

練習では4回転サルコーも成功させた。本番、フリーでの投入については「明日明後日の練習で、会場の温度、氷の感覚を確かめて決めたい」と見通した。

スケートカナダは2位。シリーズ2戦上位6人が得るGPファイナル(12月、イタリア・トリノ)出場権は、今大会で表彰台に立てば自力で手にできる。「トリプルアクセルは3本確実に決めないと。ショート、フリーともシーズンベスト出せたらファイナルにいけると思う。ノーミスを狙っていきたい」と抱負を述べた。

ショートプログラム(SP)は22日午後4時55分から行われ、紀平は最終滑走の12番目、午後6時22分に演技開始となる。