フィギュアスケートのGP第6戦NHK杯の公式練習が23日、会場の真駒内アイスアリーナで行われ、前夜の女子ショートプログラム(SP)で2位発進した紀平梨花(17=関大KFSC)が精力的に体を動かした。

前日は昨季の課題だったSPでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を3試合連続成功。鬼門を克服して勢いづく。

練習では3回転半を次々に着氷させた。曲かけ練習ではフリーで投入する可能性がある4回転サルコーを冒頭に跳んだが、「空中でやめた」と3回転に。続く3回転半も転倒。中盤に組み込む3回転半を降りて2回転トーループをつけて連続技にした。4回転はその後も挑み、計4度跳んだが成功はなかった。

表彰台に立てば自力で2年連続のファイナル(12月、イタリア・トリノ)進出が決まる。「まだわからないです。一応3Sで入る練習をしました」。果たして4回転サルコーの解禁はあるか。フリーは10番滑走、午後6時16分予定となっている。