フィギュアスケート女子でNHK杯2位の紀平梨花(17=関大KFSC)が4回転ジャンプを日課とし、早期の実戦導入を目指す。今大会では直前で4回転サルコー挑戦を回避。GPファイナル出場を決めたフリーから一夜明けた24日、あらためて「ファイナルの時に完成度を高めていけたら、入れようかな」と4回転へのこだわりを口にした。

練習では着実にステップを踏んでいる。昨季は疲れを考慮して練習を避けた日もあったが、今季は「最後にやろうと思えば、しっかり1本は必ず跳んで帰るというのもできてきた」。次の課題は日々変化する氷の状態に対応することといい「しっかり毎日練習する」と修正能力を身につける。

エキシビションでは「スピリット」を演じ、華麗な滑りで観客を魅了。2連覇を目指すファイナルへ「ショート(プログラム)、フリーで自己ベストを更新して、表彰台に上がりたい」と総仕上げに入っていく。