女子78キロ超級で世界女王の素根輝(そね・あきら、19=環太平洋大)が20年東京オリンピック(五輪)代表に決まった。柔道日本勢では、男女を通じて第1号となった。決勝で12年ロンドン五輪金メダルのイダリス・オルティス(キューバ)に延長の末、大内刈りで技ありを奪って初優勝。男子100キロ級は16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの羽賀龍之介(旭化成)が4年ぶり2度目の優勝を飾った。

○…試合後、全柔連の強化委員会が開催された。この日、参加した強化委員34人の満場一致で、素根の五輪代表が内定した。会見で金野潤強化委員長は「8月の世界選手権とGS大阪の連続優勝は非常に評価している。心技体ともに1年前に比べて成長している。東京五輪でも必ず金メダルを獲得してくれるはず」と期待した。