体操男子の内村航平(30=リンガーハット)が30日、大阪市内で、スイスの時計ブランド「ロンジン」のイベントに登場した。17年から同社のエレガンスアンバサダーを務める内村は「時間を大切にして必ず東京の舞台でエレガンスな演技をしたい」とした。

8月の全日本シニア選手権ではあん馬の落下などがあって個人総合5位。それ以降は試合に出場していない。「いろんな競技で代表内定選手がいて、すごく嫉妬というか、そういう気持ちがある。自分はどうしても(東京五輪に)出たいんだなという気持ちになっています」と話した。

12月中旬からはオーストラリア合宿を敢行。温暖な地域で、演技を確認する。10月の世界選手権を見て「結局、自分の持ち味の美しい演技、着地にスポットを当てて、しっかりできれば、代表に入れる。五輪に出ても恥ずかしくない演技ができる。ロシア、中国が目立った試合で悔しいし、自分がその中に入っていないのも悔しい。来年入って見返してやりたい。だったら死ぬ気でやる、シンプルにそれしかない」と決意表明した。