早大が2年連続6度目の東日本制覇で、全日本大学選手権決勝甲子園ボウル出場を決めた。

東北大と2年連続4度目の対戦で、前半は最後にFGを決めて13-10となんとかリード。後半はラン攻撃で圧倒し、守備も得点を与えず、41-10で勝利を収めた。15日の全日本大学選手権決勝の甲子園ボウルには、2年連続6度目の進出となった。相手は2年連続3度目となる関学大となった。三度目の正直で悲願の大学日本一を狙う。

東北大とは2年連続4度目の対戦で、高岡監督は「攻撃は精度も高く、警戒していた」が、前半は3点差の大苦戦となった。後半はフィジカル、スピードの差を発揮。QB吉村の59ヤードランで攻め込み、RB中野TDラン。さらにRB荒巻が74ヤード独走TDラン。パントリターンでDB高岡が40ヤード、WR豊田も44ヤードパスで4TDと圧倒した。

昨年関学大には力負けしただけに、高岡監督は控えめに抱負を話した。「文化の差を感じた。勝つ方法はいまだ分からない。学生ができることをやりきれるか」選手たちは今度こそへ気合を込めた。LB池田主将は「高校時代から4度負けている。絶対に勝ちたい」。今季もQB柴崎のパスが最大の武器。リーグ優勝決定後の2試合は欠場したが「昨年の敢闘賞の悔しさを晴らしたい。この2週間に人生すべてをかける」と決意を口にした。「6度目の正直」で初の大学日本一を目指す。