東京オリンピック(五輪)で初めて実施される日本発祥の空手で、形男子の喜友名諒(29)=劉衛流龍鳳会、同女子の清水希容(25)=ミキハウス=と、組手男子75キロ級の西村拳(23)=チャンプ=が1日、全日本空手道連盟が定める選考基準を満たし、この競技で最初に代表となることが確定した。

組手男子75キロ級の西村は「金メダルの夢にぐっと近づけた。素直にうれしい」と相好を崩した。今大会は初日に敗退してスタンドから仲間の応援となったが、本番への決意を新たにした。

物心ついたときから空手に親しみ、元世界王者の父誠司さんが指導する道場で力をつけた。宮崎第一高2年で全国高校総体を制覇。長い脚を生かした蹴りを主体とする華やかなスタイルに明るい性格も相まって「海外でも会場を沸かせられる人気者」(林晃監督)だ。

五輪では陸上男子のボルト(ジャマイカ)や競泳男子のフェルプス(米国)らの活躍に夢中になっていた。「夢のまた夢」だった舞台が現実に。「雰囲気にのまれないよう120パーセントの状態で迎えたい」と日本武道館で大暴れするイメージを膨らませた。(共同)