全国高校ラグビー大会(12月27日開幕、大阪・花園ラグビー場)の組み合わせ抽選会が7日、大阪市内で行われ、前年度の高校日本一でBシードの大阪桐蔭(大阪第1)が2連覇を誓った。

NO8奥井章仁主将(3年)は「どこと当たっても一緒。フィジカルで相手を圧倒して、自分たちの形を作っていきたい」と自信をのぞかせた。

1年から主力として花園に出場。1年時は準優勝、2年時は優勝を経験した。だが、春の近畿大会では京都成章、常翔学園に敗れ、全国選抜大会を逃した。

高校ラグビーの聖地をよく知る男は「キャプテンとして初めての花園。しっかり、チームをまとめていきたい。これまで、連覇に頭が行き過ぎて、春シーズンはつまずいてしまった。負けてから地に足をつけて1戦1戦やってきた。僕たちはチャンピオンチームじゃない。優勝は去年の代がやったこと。チャレンジャー精神で優勝する」と意気込んだ。

今年のチームは1人1人の個性が強い。奥井は「組織として強くなれたら、日本一を狙えると思う」と語った。【南谷竜則】