ショートプログラム(SP)2位発進の羽生結弦(25=ANA)は、3年ぶりの頂点には届かなかった。

194・00点を記録し、合計291・43点で2位。成功すれば現行ルールでは世界初となる、4回転ジャンプ4種5本は、いずれも着氷した。しかし、トリプルアクセルを含むコンビネーションジャンプが、回転不足になって連続ジャンプにならないなど、後半にミスが続いた。

優勝は、SP首位のネーサン・チェン(米国)。ほぼミスのない演技を見せ、フリー224・92点、合計335・30点と、ともに世界最高を更新した。

羽生にとって団体戦の17年国別対抗戦を除き、チェンとの直接対決はこれで4勝4敗。自身25度目の誕生日だったが、男女通じて最多となる5度目のGPファイナル優勝はお預けとなった。