体操でオリンピック(五輪)個人総合2連覇の内村航平(30=リンガーハット)が8日、故郷の長崎で所属先の行事に出席した。

「大運動会」と称し、一般参加の親子らと綱引きなどで汗を流した。肩痛の影響で4月の全日本選手権で予選落ち、10月の世界選手権代表からも落選した苦難の19年。「本当に『痛』の一文字」と振り返った。

春先から治療で指した注射は「通算100本超え」で完治はないが、「自分が五輪に出られないとはどうしても考えられない」と東京への気持ちは消えない。来年は自身の名を冠する新設の「KOHEI UCHIMURA CUP」(3月、高崎)が初戦となる。