日本セーリング連盟は8日、女子49erFX級の山崎アンナ(日体大)高野芹奈(関大)組が東京五輪代表に決まったと発表した。ニュージーランドのオークランドで同日まで行われた世界選手権で日本勢トップの20位となり、日本連盟が定めた選考指定大会の得点でトップが確定して基準を満たした。

山崎は初、高野は2016年リオデジャネイロに続く2度目の五輪となる。49erFX級は男子の49er級とともに五輪種目の中で屈指のスピードを誇り「海のF1」とも称される花形種目。

男子の49er級は古谷信玄、八山慎司組(エス・ピー・ネットワーク)が55位で代表入りに必要な順位に入れず、選考は来年2月の世界選手権(オーストラリア)に持ち越した。男女混合のナクラ17級は梶本和歌子(橋本総業)川田貴章(ミキハウス)組が28位だった。(共同)

◆山崎アンナ(やまざき・あんな=セーリング女子49erFX級)15年ジュニアオリンピックカップ女子レーザー4・7級優勝。17年から49erFX級で高野とペアを組み、同年ジュニア世界選手権で銀メダル。東京・青山学院高、日体大。164センチ、59キロ。19歳。神奈川県出身。

◆高野芹奈(たかの・せな=セーリング女子49erFX級)15年に420級世界選手権で銅メダル。16年リオデジャネイロ五輪代表で49erFX級20位。大阪・関大第一高、関大。166センチ、69キロ。21歳。大阪府出身。