世界反ドーピング機関(WADA)がロシア選手団を東京オリンピック(五輪)・パラリンピックなど主要大会から4年間除外する処分を決めたことに、同国のプーチン大統領は10日、「五輪憲章違反だ」と反発した。スポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議を申し立てる可能性に言及し、今後はCASの判断が焦点となる。

WADAは9日に公表した62ページの調査報告書に、モスクワ検査所のデータ改ざんや隠蔽(いんぺい)工作を詳細に分析。145選手分の不正を指摘。約3分の1は現役選手としている。WADAとしては潔白を証明した選手に与える個人資格の審査や国歌使用など、東京五輪に向けたガイドライン策定を急ぐ。